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重症度別の治療法

PAHの治療法は重症度により異なりますが、
最近では軽度であっても
病気の進行を抑える目的で
治療初期から併用療法を行うことがあります

PAHの治療法は重症度によって異なります。
重症度が低い(軽度:Ⅰ~Ⅱ度)患者さんには、一般に内服薬1種類のお薬を使用する単剤療法、または複数のお薬を使用する併用療法が行われます。
重症度が高い(中等度、重度:Ⅲ~Ⅳ度)患者さんには、治療を開始した直後(治療初期)から、注射薬を含む複数のお薬を併用する治療(併用療法)を行います。このような治療は一般に専門の施設で行われます。
PAHの治療では、病気の進行をできるだけ早い段階で抑えることが重要です。そのため、PAHの状態が軽度であっても、病気の進行を抑える目的で治療初期から併用療法を行うことがあります。不安を感じたり、わからないことがあれば、主治医や薬剤師に気軽に相談しましょう。

肺高血圧症治療ガイドライン(2017年改訂版)より作成

治療により、病期の進行を抑えることができれば、これからも今と同じような生活をおくることができます。積極的に向き合い、希望を持って肺動脈性肺高血圧症とつきあっていきましょう。

監修:千葉大学 名誉教授(呼吸器内科) 巽 浩一郎

本サイトはヤンセンファーマ株式会社が運営する、肺動脈性肺高血圧症(PAH)患者さん向けのサイトです。PAHの治療法は重症度により異なります。このページでは重症度別の治療法について紹介しています。

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