主治医とのコミュニケーションとSDM
PAH治療は、病気や治療法の研究が進み、現在では標準的な治療法が示されており、かつてに比べると治療薬の種類も増えました。
適切な治療により、ある程度病気の進行を抑えることができるようになりましたが、PAHは希少疾患であり、かつ進行性の病気です。
標準的な治療が行われる一方で、患者さんを取り巻く環境はさまざまです。
患者さんの病気の状態、価値観や希望、社会的な背景・役割、ライフスタイル、家族形態、各年齢における身体的特性など、皆同じではありません。
患者さん一人ひとりが、自分らしくPAHに向き合い、それぞれにとって最良の治療を選択・決定するためにも、主治医とのコミュニケーションにおいてSDMの手法を取り入れてみませんか。